国宝の上からまかれる団扇 唐招提寺

ハート型の団扇がまかれる うちわまき

唐招提寺 鼓楼

 国宝である鼓上人の楼の上から団扇をまく行事で、毎年5月19日におこなわれ、当日は団扇を求める参拝客で境内はあふれかえるほどの人気行事です。

 古くは鎌倉時代、唐招提寺中興の祖として知られている、大悲菩薩覚盛(だいひぼさつかくじょう)上人が蚊に刺された際に、蚊を殺そうとした弟子をいさめたエピソードに由来するそうです。

「蚊を殺さずに団扇で追い払おう」と上人が亡くなられた際に、法華寺の尼僧がハート型の団扇を供えたのが始まりと言われています。

 この団扇は「厄除け」「農家の害虫除け」の御利益があると言われており、当日は配布枚数と鼓楼からまかれる枚数が決められており、抽選券と参加券が配られるので、行かれる際は、必ず早めに行くのをオススメします。

国宝が安置される 金堂

唐招提寺 金堂と鼓楼

 南大門を入ると正面にあり、青空を背景に金堂と鼓楼が水面に映る様子は絶景と呼ぶにふさわしく、青空のように清々しい気持ちにしてくれますね。

 南側の吹き放ちは建設当時の技法となっていて、前面は壁が無く、8本の柱が力強く建物を支えている様子がうかがえますね。

 堂内中央には、盧舎那仏座像、左には千手観音像、右には薬師如来像と名だたる国宝の仏像が安置されているので、威厳に満ちた仏像群も見所となっています。

鑑真像と華と壁画 御影堂

御影堂供華園

 建物自体は新しく、江戸時代末期に建てられた興福寺旧一乗院を昭和39年に移転・復元されたもので、残念なことに平成27年から大規模修繕中となっています。

 国宝の「鑑真和上坐像」が安置されている以外にも、昭和を代表する日本画家である東山画伯の壁画も見所となっています。日本の風景を色鮮やかに描いた物や墨だけで描いた物など、東山画伯が魂を込めた壁画は見るだけでも圧倒されてしまいそうですね。

 4月中旬頃から5月頃までは、併設されている御影堂供華園に瓊花(けいか)が咲き誇り、奈良の歴史ある建物を彩る様子を早く見たい物ですね。

アクセス

・電車 近鉄西ノ京駅から徒歩10分

・バス 奈良交通バス 唐招提寺、唐招提寺東口を降りてすぐ

・駐車場 150台収納

 料金 普通車500円 バイク100円

・拝観料 大人600円 中・高校生400円 小学生200円

 障がい者手帳をお持ちの方 半額(付添人1名まで同額)

・バリアフリートイレ 有